豊田山岳会山行報告

天竜川リバーサイドウルトラマラニック(225㎞) (土, 19 5月 2018)
萩田さんが主催する天竜川リバーサイドウルトラマラニック(225km)に参加しました。 参加した理由は、48時間という100マイルレースの制限時間(3日2晩)を経験して仮眠やエネルギー補給のスキルを身につけたかったから。 それに前回のランタオをDNFしてしまったのでリベンジというか名誉挽回の意味合いも強い。 a0067744_18100941.jpg a0067744_09340248.jpg 5月3日の10時30分頃JR岡谷駅から諏訪湖の天竜川の水門に着くと50名位の人達が既に集まっている。比較的年齢構成は高く、自分でも平均年齢以下だったかもしれない。 参加者は全部で87名。少ないのは走りやすいが、200㎞以上の距離で一人きりになるとルートのロストがちょっと心配だ。ルートは25000図で18枚にも及んでいる。しかも山道ではないので道路を曲がるところは何の表示もなく分かりにくい。なので今回はすべてのルートをGPSにルートとして登録しておいた。これが今回はおおいに役立った。 走り出しのペースはキロ7分ペースで順調だった。しかし、30㎞を過ぎるあたりから膝や足の付け根に違和感を感じるようになる。ペースを落としたり走り方を変えたりしてやり過ごすが40㎞で膝の腸脛靭帯が痛み出す。なんとも懐かしい痛みで10年以上前によく痛めていた部分だ。これが痛み出すと走っている間は良くなることは絶対にない。 何回かサロンパスをスプレーするも焼け石に水状態。しかも休憩すると膝は固まってしまい再び走り出す時は何倍も膝が痛み出す。 夜12時になって88㎞地点の仮眠ができる道の駅に着いたが、眠くないのと休んでも膝が痛くなるだけなのでPASSした。 そこからは、2日目の崖崩れ区間をどうするか(迂回路か電車利用か)悩みながら進む。 夜が明けて飯田線の平岡駅に7時30分頃着くとこの時間帯人はほとんど電車利用の様で、8時18分の電車で大嵐まで乗車。人生初の飯田線乗車である。 大嵐からは30分ほどで富山村のエイドステーション。本当は3時間ほどの仮眠をとる予定だったけど、午前中の明るい時間で眠気もなく、猪鍋やそうめん、果物を堪能し30分ほどで出発する。 a0067744_09342825.jpg ここからはダム湖の深い谷が連続し変化のない道が続きつらい林道歩きとなる。 佐久間ダム、秋葉ダム、船明(ふなぎら)ダムなど大きなダムを越えていくが、今年は気温が低く風が強いので凍える。 船明ダムで4日のPM11:30頃到着。ここでも私設エイドがあり豚汁やおにぎりがあり生き返る。 予定よりかなり早く、ダム近くのトイレが風を凌げるので2時間ほど仮眠する。タイル床に座ってうとうとする。仮眠してリフレッシュと行きたいところであるが体が冷え切って膝は固まりひどい状態で再スタート。 ここからはあと35キロ位でゴール。飛竜大橋から河川敷に入るとあと25キロ。夜明けと同時位で完走は確実と気が緩んでしまった。とぼとぼと歩くも全然距離が稼げない。それでも途中の2か所の私設エイドに助けられ10時22分、感動のゴールに到着した。 a0067744_09344911.jpg ここには温泉もあるし、完走パーティーも催されて満足度100%の旅RUNが終了した。 酷い靴擦れと何か所か靭帯損傷し2週間後の今もまともに走れない状況である。きのうやっと右足の親指の爪が剥がれた。
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クライミング in屏風山(瑞浪) (月, 07 5月 2018)
春山合宿から1日お休み後、本日は瑞浪の屏風岩へ。 久しぶりの外岩。ワクワクしながら向かいます102.png メンバーは山本さん、安藤さん、松原さん、宇野(記)です。 屏風岩は皆さん来られたことあるので、自分だけ初見です。 ロープは1本で休憩しながらまったりと各自7本登り、程よい時間となったので終了しました。 原住民を再挑戦したいです136.png a0067744_16445614.jpg a0067744_16462537.jpg a0067744_16471137.jpg a0067744_16475066.jpg
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春山合宿@立山・劔岳 (木, 03 5月 2018)
a0067744_22050514.jpg a0067744_22043557.jpg 長文、すみません105.png 2018年度の春山合宿は4/28から5/2という日程で立山・劔岳に行ってきました。豊田山岳会に入って二度目の合宿です。今回は雷鳥沢をベースキャンプ地とした、3泊4日の日程で総勢13名でした。初日は夜から移動を始めて、立山駅にて仮眠。翌朝にケーブルカーとバスを乗り継ぎ、立山室堂から入山します。入山届を提出後に雷鳥沢まで移動して、幕営。そこから足慣らしに一ノ越経由で雄山までピストンします。最近、あまり高山に行っていないせいかすこし息が切れました。雷鳥沢に戻ったところで、この日の夕食は焼肉!やっぱり肉。2日目はスキー班と歩行班にわかれます。自分は歩行班。アイゼン付けて奥大日岳を目指します。別山乗越の途中までは別山・真砂・富士ノ折立・大汝・雄山の縦走組と一緒に歩きます。途中から直登ルートで一気に別山乗越まで。時間に余裕があったので、そこから劔御前ピークハント後に別山乗越まで戻ると縦走組と遭遇。手を振りあって、別れます。そこから奥大日岳に向かって歩を進めます。稜線の先に見える奥大日岳は遠いですね。さらにピークはその先。久しぶりの稜線歩きに膝も笑いだしそうな感じです。2、3のピークを越えた後に雪庇の張り出した奥大日岳山頂手前のピークまで来ます。ここまでこればもう少し。まぁまぁなタイムです。ちょっと早いですが、遠くに小さく見えているテン場を目指してゆっくり下りることにします。安藤さんと雑談しながら降りていると、1時間余りでテン場に到着。全然ゆっくりじゃないし・・・(笑)。この日の夕食はもちろん肉たっぷりのキムチ鍋!3日目、自分たちは劔岳を平蔵谷から目指します。この日の起床は3時。4時半には出発です。3日目にして、今回の合宿一番のお楽しみ。白い劔岳は魅力的です。雷鳥沢を出発して、別山乗越を経由。劒沢から平蔵谷出合まで。ここまでは滑るように難なく進みます。ここからがお楽しみの谷ルート。平蔵のコルに抜ける直前の勾配は中々ステキ。モモ肉が喜んでしまうくらい楽しい斜面です。ここから山頂までは目と鼻の先。カニのヨコバイをサラッと進むと山頂です。山頂まであと1mというところでダッシュします(笑)行程は思ったより短くて、程よいスリル感。アルピニストの憧れの山というだけあって楽しいですね!次はもう少し厳しい条件で来たいですね。帰りは時間経過を感じない程あっという間に平蔵谷出合まで滑り下ります。そこからは疲れのピークと闘いながら、別山乗越まで這い上がります。途中、何度も劔岳を振り返ってはニヤニヤが止まりません。そして、何とも言えない名残惜しさ。もう一回トライしてもイイかな~。後ろ髪惹かれる思いで雷鳥沢に戻ります。平蔵谷からの下りでシリセードーやりすぎて靴下までびっしょりだったのは自分です。すみません(笑)。。。この日の夕食は、当然、お肉たっぷりのすき焼きです!!肉尽くしの豪華な3日間があっという間に過ぎ去りました。いろいろな面でエキスパートな方々と過ごす4日間は最高でした。夏山も楽しみです110.png
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瑞浪屏風山クライミング (土, 14 4月 2018)
そろそろ夏のバガブーに備えねばと久しぶりの屏風山に出掛けました。 メンバーは山本、梛野、松原、安藤、磯部の5人。 いきなり10のスラブから始めるが、トップロープでも抜けられないというトホホの状態。 たしか去年は小川山にも行ってないしう、長らくクライミングから遠ざかっていたため まず指が岩の結晶に耐えられない。最初から流血状態である。 それでも夕方までは、ひとけたを登りまくりクライミングの感覚を思い出すことに努めた。 a0067744_21140349.jpg a0067744_21142503.jpg a0067744_21151114.jpg a0067744_21151911.jpg
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チャオ御嶽スノーリゾート@アイスクライミング (月, 26 2月 2018)
a0067744_19373109.jpg a0067744_19372624.jpg a0067744_19371364.jpg a0067744_19371926.jpg a0067744_19370728.jpg a0067744_19365302.jpg a0067744_19364230.jpg 2018/2/24(土) 天候:雪 山本さん、安藤さん、羽根田さん、宇野(記)にてアイスクライミングとスキー(羽根田さん)に分かれて楽しんできました。 豊田を6時に出て、9時ごろにチャオ御嶽スノーリゾートに到着。天候はあいにくの雪。 既に登られている一組がいらっしゃいました。 この日は終始雪が降り続いていました。雪の降る中のアイスクライミングもオツだな~と思いました。 アイスクライミングは今回で二回目。自分の手持ちの12本爪のアイゼンと会のバイルをお借りして登りました。全員交代で5本ずつ登りました。 感想としては、楽しかった。 106.png登り切れなくて何度か滑落しましたが、それもまた楽しい。アイスクライミングの技術も向上させていきたいと思いました。反省点は握力不足、ムーブかしっかりできていない、あとは一部手で登ってた。128.pngです。 一度、リーシュを付けずに登ったところ落ちてバイルをデポ。安藤さんに回収してもらうという、ドラマがありました。ご迷惑おかけしましたが、楽しく登れてよかったです。169.png
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アイゼントレーニング in南山 (日, 03 12月 2017)
a0067744_18072038.jpg a0067744_18070169.jpg 今日は昨日の忘年会に続き、アイゼントレーニングに参加してきました。 南山って聞いたことあるな~118.pngくらいしか思っていませんでした。 現地に着いて岩場を見たら、ここ来たことある!150.pngと思いました。 数年前に職場の山岳会に所属する先輩に連れてきていただいた場所でした。 天ヶ峰の記憶の方が鮮明で南山のこと忘れてました101.png。 懐かしい気持ちになりながら、初めてのアイゼントレーニング。ドキドキ、ワクワク… アイゼンで登り下りするのは初めてでしたが、楽しかったです。 恐怖心はほぼゼロ(トップロープのおかげもあります)。 3本くらい登って本日は終了。すごく楽しかったです。 坪井さんにもセンスあるねと褒められ、良かったです。これからレベルアップして、冬の劔に挑みたいです。 参加者は磯部さん、坪井さん、梛野さん、森下さん、羽田さん、宇野です。(名前の間違いや抜けている方いないと思いますが…)
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OMM 野辺山 参戦記 (火, 14 11月 2017)
a0067744_20513678.jpg a0067744_20483156.jpg a0067744_20491465.jpg a0067744_20492867.jpg a0067744_20493264.jpg a0067744_20491064.jpg 2回目の参加となるOMM Japanは、野辺山で開催となり、豊田山岳会からは、山本、磯部ペアがストレートBに、栗原、杉本ペアがスコアロングに参加した。 山本、磯部ペアは、1日目に9個あるCP(コントロールポイント)の5番目でロスト、彷徨ううちに6番も通り越して、林道に出てしまう。制限時間も迫ってCPを飛ばしてゴール(キャンプ地)に向かった。それでもゴールは日が暮れた、制限時間ギリギリの5時25分。結果は”失格”である。栗ちゃんと杉本さんがテント場を確保してくれており助かった。 2日目はルートも短くCPも簡単で、3時間を残してのゴール。本当に1日目のNo.5CPロストが悔やまれた。 反省点 ・地図に書かれている植林用の作業道が読図上のポイントであったが、いままでの経験から人造物(特に作業道)は信用できないとの思い込みから、OMMのマップの読み込み不足があった。 (作業道は25000図にはなく、OMMの地図作成時に詳細地形図から調査の上記載したものだと思う。) ・100m以内での地図の読み込みが確実ではなく、ロストしてから地図を確かめることが多かった。現在地ははっきりわかっている状態でアプローチを検討するべきだった。 ・高度計に頼りすぎた。30m~50mの誤差があった。こまめなキャリブレーションをすべきであった。 ・コンパスを見すぎた。最初に方角を決めたら先にある目標物を決め、それを目指して進むべき。 大町大会と違い、野辺山はオフトレイルが厳しいコンディションだった。 頭まである熊笹だったり、茨が茂っていたり、鉄の杭が隠れていたり、倒木が多かったり、前回もだったが、一日でタイツがダメになった。また、キャンプも焚火はなくて-10℃の冷え込みだった。 前回と違い、失格もくらい厳しい大会だったけど、これがOMMの醍醐味というものかと思う。厳しいゆえのやりがいがあり、こんな大会は他にはなく是非ともまた参加したいと思う。(2日たってやっとこんな気分になった。)
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鈴鹿7マウンテン2days (土, 07 10月 2017)
今年になって初めて藤原岳に登り、なかなかいいなということで鈴鹿山脈を見直しました。 はやりは1dayかもしれないが、ファストパッキングも魅力というので敢えて2dayで、鈴鹿再発見の旅でした。 5:45 ビジターセンターから藤原岳に安藤君と登り始めました。 7:15 藤原岳 10:00 龍ヶ岳 13:45 釈迦が岳 16:00 根の平峠(泊) 2日目 5:50発 7:40 雨乞岳 9:40 御在所(大休止) 11:30 鎌ヶ岳 14:00 入道ヶ岳 14:50 椿大社 安藤君はとにかくタフ、トレランなんかやったら上の方に行きそうである。 a0067744_16332943.jpg a0067744_16334268.jpg a0067744_16340010.jpg a0067744_16341333.jpg a0067744_16345737.jpg a0067744_16344190.jpg a0067744_16350708.jpg
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槍ヶ岳西稜 (土, 07 10月 2017)
雨天順延で秋分の日になった槍ヶ岳西稜は秋空の晴天のもと気持ちの良いクライミングが楽しめました。 金曜の夜に5人で出発して、新穂高に向かうが雨天のため平湯のビジターセンターで寝るもまさかの雨漏りでゆっくり寝れなかった。 新穂高の駐車場は有料が余裕で駐車できた。 久々の飛騨沢入りで気持ちの良い林道歩きではあったが、次第に登攀装備の重さに肩が痛くなる。でも飛騨沢の草紅葉はまづまづの色づき。 槍の肩では早いうちに入れたので眺めの良い一等地を確保。南岳に向かうマっちゃんと亮君を見送る。(栗ちゃんは槍に居残り) テントに居ながら素晴らしい夕日を鑑賞する。 日曜はちょっと遅めに取り付きに向かう。西稜にはトラバースルートから小槍のコルに取り付く。 最初のピッチは見た目が立っていて難しそうだったが、残置が多く、リードの山本さんは難なくロープを伸ばしていく。 2ピッチ目も取り付いてみると易しくてすぐにピークに立つ。以外と広く一畳ほどのスペースが・・・ ということでお決まりの「アルペン踊り」を踊って、再び気持ちの良い懸垂下降でコルに降り立つ。 そこからは易しいリッジクライミングで大槍頂上に立てた。 この後は、栗ちゃんと合流、コーヒーなどでゆっくりした後は、新穂高にまっしぐら。新穂高でキレットから奥穂経由で白出しを降りてきたまっちゃんと安藤君と合流し、平湯の森で疲れを落とし帰ってきました。 a0067744_09484025.jpg a0067744_09475603.jpg a0067744_09481418.jpg a0067744_09482674.jpg a0067744_09484025.jpg
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富士山頂往復マラニック (日, 06 8月 2017)
2回目の参加となる富士山頂往復マラニックに高松君と参加してきました。 結果は・・・ 私が23時間19分でなんとか完走。 高松君は頂上で一緒だったにもかかわらずお鉢巡りを欲張り45分の時間外完走(だけど帰ってきました!) 今回私は2か月で250km及び5kgの減量と結構なトレーニングをしてきたつもりだったのですが、5合目までは前回より45分早く(8時間45分)着いたのですが 頂上までの登山道で足が攣り、逆に45分遅く(3時間55分)結果として、頂上まではほぼ同じタイム。 ゴールまでは、恒例の富士市市街の灼熱地獄に捕まり、30分遅くなってしまいました。 山頂に着くと余裕が出ます。あとは下るのみ・・・なんだけど別の地獄が待っています。 a0067744_09255087.jpg スタート地点からの富士山。あの頂上まで走って行くんです! a0067744_09254504.jpg 灼熱地獄で憔悴してやっとのゴール!!! a0067744_09253369.jpg
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'17,7,19-21 白馬・朝日・栂海新道 (日, 23 7月 2017)
◆山 域:北アルプス北部◆期 日:2017年7月18日~21日 ◆参加者:竹中(単独行) ◆行 程 【7/18】竹中宅6:30発⇒八方第3駐車場22:30着 【7/19】八方バスターミナル6:00発⇒猿倉6:30着→白馬尻小屋7:20着→白馬岳頂上宿舎10:30着→白馬岳山頂11:00着→三国境11:30着→雪倉岳避難小屋12:45着→雪倉岳山頂13:20着→赤男山とのコル14:30→水平道分岐15:30→朝日岳山頂16:40着→朝日小屋テント場17:30 【7/20】朝日小屋テント場4:50発→朝日岳山頂5:30着→栂海新道分岐6:00→アヤメ平→黒岩平8:30着→黒岩山9:05着→犬ヶ岳12:35→栂海山荘12:45着(13:15発)→黄連山14:10着→黄連水場14:35着(15:15発)→白鳥小屋18:00着 【7/21】白鳥小屋4:05発→シキ水割5:00着→坂田峠5:50着→親不知観光ホテル8:45着⇒親不知駅⇒白馬駅⇒八方駐車場⇒竹中宅5:30着 《はじめに》  山やなら一度は栂海新道をたどって日本海まで行ってみたいと思うのではないだろうか。2900mから0mまでたどるロマン、さわがに山岳会という一山岳会がロングルートを切り拓いたというロマン。よし今年の夏は栂海新道で決まりだ。と思ったが、夏は坊主家業が忙しい。シーズン前のこの時期に単独行ということになってしまった。 a0067744_17313158.jpg 《7/18》  出発直前にいろいろな用事が入り、食糧の準備がバタバタになってしまった。それが貧しい山食という今回の山行となろうとは・・。とりあえず、2泊3日の計画を立てる。栂海新道は入山地点の設定が難しい。蓮華温泉にすると車の回収が難しい。栂池と白馬大雪渓ではコースタイムは似たようなものだが、どちらも最初の宿泊地が白馬か朝日となる。雪倉の避難小屋が日程的には1泊目に最適なのだが、最初から宿泊地として設定することは禁止されている。悩んだ末に、1日目は老体にムチ打って朝日岳までがんばることにする。  早めの夕食を終えて出発。単独なので交通費をケチって19号で行く。トラックも飛ばしてくれて快調に塩尻へ。そこから高速に乗って思ったより早く八方につく。車は3割くらいか。シーズン初めで平日だからか。  翌朝4時半に目覚めて朝食と行動食を買いに向のローソンへ。ところが棚にはおにぎりどころか弁当もない。売り切れ。急いで近くのセブンへ車を飛ばし、なんとかおにぎり5個とカップ麺を手に入れる。バスの時刻を気にしながらかき込みパッキングを済ませてバスターミナルへ。6時始発の5分前に到着。バスも半分ほどの乗客だ。  猿倉では登山計画書はWebで提出済みなのですぐにパッキングを済ませて歩き始める。朝から快晴でもう汗がにじみ出る。 a0067744_17150523.jpg  白馬尻小屋で小休止。大雪渓に取り付くも人がまばらだ。盛夏の行列を思うと本当に人が少ない。ノーアイゼンでガンガン登っていく。落石を警戒して中央を歩いていくと行く手にクラックが。少し戻って飛び越し左手にコースを移る。最初からベンガラの通りに歩けばよかった。葱平に近づくにつれ両側の斜面が迫り雪面の岩も多くなってくる。警戒していたところ、突然ガラガラという落石音。300mほど上の登山者に向かってでかい破片が!手前で破片が止まりやれやれ。特にシーズン初めは岩が不安定で落石に警戒が必要だ。 a0067744_17162042.jpg  葱平から土の登山道を登る。上の小雪渓もしっかりトラバースルートが切ってるので安心だ。グングン高度を稼ぎ、頂上宿舎も通り過ぎ、白馬山荘も横目で見て白馬岳頂上に到着。随分先行を追い抜いてきたつもりだったがコースタイムとそれほど違わない。これでは朝日岳が夕方になってしまう。撮影もそこそこに出発。 a0067744_17375033.jpg  三国境へ向かうと下から次々と登ってくる。ひょっとして大雪渓よりよっぽど多い?三国境から左にコースを取り鉢ヶ岳とのコルへ向かう。下りのルートに若い女の子が一人休んでいる。近づくと立って歩き始める。そりゃうさんくさいおっさんが近づいてくりゃ逃げるわな。ところがこのルートへ来るにしてはどうみても軽装。薄手のアンダーウェアとタイツ、デイパック。帽子を落としたので拾って追いかける。「お嬢さん、お待ちなさい、ちょっと落し物」と声をかけて話を聞くと、猿倉から朝登って栂池へ降りると言う。(俺より速いのかあ?)と思いつつ道が違うことを教える。彼女、持っていた観光地図で確認するとお礼を言って引き返していった。乙女の遭難を防いだ正義の山や、と言うほどじゃないけど、少しいいことをした気分。  鉢ヶ岳のトラバースは残雪が多く雪渓のトラバースが何か所もあった。雪面が滑るのでアイゼンは必須だが、これを付けたり外したりに案外時間を取られる。雪倉の避難小屋は10名以上は泊まれそうな大きさ。清潔だし、周りに雪渓の水もあり、ここでのんびり宿泊もいいんじゃね。という誘惑を振り切り断固として朝日岳をめざす。 a0067744_17541582.jpg a0067744_11211179.jpg  雪倉岳から下り赤男山のトラバースルートへ入ると樹林帯になり途端に蒸し暑くなる。風はないわ、虫さんは出てくるわ。燕岩を通り過ぎ湿地帯に入ると水芭蕉が癒してくれる。白馬水平道は残雪が多く、通行止めだった。   a0067744_12240055.jpg  いよいよ朝日岳への急登に入る。覚悟はしていたが、10時間近くの歩行で疲れが足に来た上に蒸し暑くてピッチが上がらない。小休止を繰り返しながらようやく朝日の頂上に着いたときは、心底ホッとした。 a0067744_12263148.jpg a0067744_12265142.jpg  朝日小屋への下りでは、キヌガサソウが最高だった。この花、俺には貴婦人に見えるよ。朝日小屋のテント場についてテント設営。他には4張りだけだった。小屋にテントの申し込みに行く。どこから来たか聞かれたので猿倉と答えると、「近頃おかしな人が多いのよ」と言われてしまう。夕方到着ではこちらもデカいことは言えないので、恐縮して明日のコース状況など聞く。小屋でビールを買って外のテーブルでまったり。白馬岳方面が夕日に映えて美しい。   a0067744_12270789.jpg  ピラフのジフィーズにレトルトのカレーをかけて夕飯。カレーがあった方が絶対うまいし、量的にも満足できる。バーボンの酔いもあって8時には爆睡。夜中1時に目が覚めそのあとはウツラウツラ。 《7/20》  3時半に起床してすぐに朝飯作り。隣のテントはもう撤収を始めている。朝飯も炊き込みご飯のジフィーズだ。朝一のコーヒーが飲みたいが出発のゴタゴタで買えなかった。お湯を飲んでがまん。食事後テントの撤収に入るが、一人だと空気が抜けなくて畳みにくい。外へ出ると4時過ぎにはもう空が明るい。パッキングを済ませて急いで出発するが5時近くになってしまう。  朝日岳山頂で女性単独に追いつく。お話を聞くと30年前に栂海新道をやったそうな。お昼に栂海山荘について、もったいないから白鳥小屋まで行ったら夕方になってしまったとのこと。まさか自分が同じになろうとは、その時は夢にも思わなかった。 a0067744_14041900.jpg  蓮華への分岐を過ぎると樹林帯に入る。しばらく行くとアヤメ平。期待した高山植物はやっと雪が解けてまだ芽が出たところだ。がっくりして下っていく。まだ解けていない大きな雪渓が続く。アイゼンで慎重に降りる。ベンガラもまいてあるが通行者が少ないので踏み跡が不明瞭な所も少なくない。2,3度道をロストして戻って探し出す。ガスが濃い時などGPSが欲しい所だ。  黒岩平は雪解け水が豊富でようやくニッコウキスゲ、ワタスゲなどの花が豊富。ザックを下して顔を洗い、冷たい水を補給する。 a0067744_14211613.jpg a0067744_14190586.jpg  しかし、日が高くなるにつれ暑さが半端ない。ここからサワガニ山、犬ヶ岳までは細かいアップダウンが続き、風のない蒸し暑さにかなりグロッキーになる。犬ヶ岳への登りで昨日の疲れがドッと出てきた。この辺は年齢を感じる。小休止して水を飲まないと足が出ない。 a0067744_14305040.jpg 栂海山荘に着いた所で大休止。中は広く清潔でかなりの人数が泊まれそうだ。今晩ここでいいじゃん、と悪魔の囁きを振り払い、重い腰を上げて白鳥を目指す。天候は安定しているし日の暮れが遅いことを計算すれば十分到着できるだろう。 a0067744_14311433.jpg a0067744_14320125.jpg   道は明瞭だしそれほどの登りもないが、いよいよ足が重い。ひたすら樹林帯の中のアップダウンが体力を奪う。幸いガスが出てきて日差しは遮ってくれたが、蒸し暑さがひどい。水を飲んでも飲んでも追いつかない。汗びっしょりになって黄連ノ水場に着くとザックを放り投げ、水場へ急ぐ。清冽な沢の流れが滔々と流れている。冷たい水をガブガブ飲み、上半身裸になって水を浴びる。生き返った~! a0067744_14560274.jpg a0067744_14555320.jpg  下駒ヶ岳の登りは木の根とロープにつかまっての急登。白鳥小屋に水がないのを想定して3ℓ担いだのでザックも重い。最後の白鳥山への登りはヘロヘロ。せっかくのブナ林を楽しむ余裕はない。ひたすら小屋の出現を夢見て這い登っていく。ようやく小屋が見えたときはもう歩かなくていい、という安心感でいっぱいだった。 a0067744_15003065.jpg  白鳥小屋も清潔に管理された居心地の良さそうな小屋だった。この広い小屋に今日はオレ一人だけ。荷物を解いて階段ヨコのコンクリ上で裸になって炊事をする。遠くの海岸線は靄って見えなかったが、ここへ辿り着いたことで十分幸福だった。振り返って、朝日小屋で弁当(押し寿司)を仕入れておけばもう少し歩けた。つぶれたまずいパンを行動食で2個腹に押し込んだが、やはりパワーが出ない。行動食の少なかったのも歩けなかった原因だ。翌朝は少しでも涼しい内に距離を稼ごうと4時には出発することにした。  a0067744_15010169.jpg  3時少し前に起床。4時に出発。空はもう明るくなりかけており、ヘッドランプも5時には消すことができた。ここから延々と下りが続く。シキ割は水が流れており、ここで補給。急な下りをロープにつかまりながら降りる。坂田峠に着くことにはもう日が昇り始めていた。ここからは立派なブナの林の中を歩く。所々に黒い糞が落ちている。まさか熊?熊鈴を持ってこなかったので一人で歌いながら歩く。尻高山がどこか分からないまま急な下りを降りていくとまた舗装路。そこを過ぎて二本松峠に行く辺りから蒸し暑さにまた疲れが出てくる。おまけにブヨの襲来だ。立ち止まると、一斉に腕や顔の周りにまとわりついて来る。虫除けスプレーを塗りまくり、用意した農業用虫除けネットを被る。疲れているが虫の餌食はいやだ。入道山への登りがまた急坂。5,6歩登っては喘いで息をつぐ。全く最後まで楽にはしてくれない。その後の下りも長い。国道を走るトラックの音が聞こえてきてからも随分下ったような気がする。構造物が見えた、と思ったら鉄塔。そこを過ぎてようやく道路が見えてきたときには全く自分を褒めてやりたかった。 a0067744_15255109.jpg a0067744_15260054.jpg a0067744_15260700.jpg  親不知観光ホテルに上がり、入浴・送迎パック1500円を申し込む。海岸に降りて写真を撮ろうと外トイレ横から遊歩道に入ってビックリ。海なんてずっと下じゃん。階段をひたすら降りながら、帰りの登りを心配することに。ようやく海に手をつけて、でも帰りの時間が心配。喘ぎながら階段を上り、風呂に入って汗でビショビショの匂い立つ衣服を脱ぎ。水シャワーを浴びてようやく生き返る。 パッキングをしてマジェスタで親不知駅へ送ってもらい、実はこの後が最大のドラマだった。 貴重品をすべて収めたポシェットを車の中に置き忘れたのだ。それに気が付いたのは、送迎の車が去って線路の向こうに電車が見えたとき。あ、オレ、ポシェット忘れた。呆然と見送る9時42分発糸魚川行の電車。金がなくちゃ乗れんじゃないか。無人駅に戻っても、携帯も金もなんもない。誰もいないこのクソ暑い無人駅で、さてどーする?ホテルまで1時間かけて戻るか?あの歩道もない真っ暗なトンネルを通って大型車がビュンビュン走る国道を歩くのは自殺行為だ。通りかかった車を停めて、携帯を借りるしかない。小半時経ってそう思いつめた時、あのマジェスタが目の前に停まった。真に「地獄に仏」だと思った。ホテルの方は「心配したよ。もう次の電車は3時間後だから糸魚川まで送るよ」と言ってくださった。糸魚川駅でビールと冷やし中華を買って、冷房の効いた車内でいただいていると、人の優しさが身に染みた。 親不知観光ホテルの方、名前も確認しないで申し訳ないです。この場を借りて深くお礼申し上げます。(もちろん後日、お礼の手紙とお礼の品は送らせていただいた) 残念ながら高山植物はイマイチだったが、ロングトレールの山旅を味わえたこと、北アルプスから0mの日本海まで辿り着けたこと、自分にとってメモリアルな山行となった。反省点としては体力的に限界までの山行は危険を伴う。特に単独では。もっと余裕のある時間設定をするべきだった。また設定した日程にこだわらず、身体の調子に合わせて柔軟に宿泊地を変更してもよかったかもしれない。 夜明けの稜線歩きは本当に気持ちよかった。空の色が変化して徐々に山並みが姿を現す。今度は白山辺りを狙ってみようかな。 a0067744_09112959.jpg
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'17春山合宿D隊 雪倉岳・朝日岳 バックカントリー (土, 13 5月 2017)
◆山 域:北アルプス◆日 時:2017/5/3~6◆参加者:山本(CL)、竹中(SL)、近藤、松原◆行 程:【5/3】山本宅5:00発⇒栂池スキー場ゴンドラ乗り場10:00発⇒ロープウェー頂上駅11:00発→天狗原12:20着→振り子沢→蓮華温泉13:30着(20:30就寝)【5/4】蓮華温泉4:50発→瀬戸川スノーブリッジ6:00着-雪倉岳11:00着(11:30発)-スノーブリッジ12:50着-蓮華温泉14:00着【5/5】蓮華温泉4:50発→白高地沢9:30着-朝日岳11:30-瀬戸川鉄橋13:30-蓮華温泉15:00着【5/6】蓮華温泉6:30発→天狗原9:00着→ロープウェー頂上駅9:30→ゴンドラ乗り場10:30着⇒山本宅17:00着 《はじめに》もう10年ほど前、蓮華温泉の春スキーで仙気の湯に浸かりながら、朝日・雪倉を眺めながら「いつか蓮華ベースで二つの山をスキーで巡りたいね」と言っていた。春合宿でついにその夢の実現にチャレンジだ。 a0067744_13372145.jpg 《5/3》晴れ 早朝、山本宅に集合。空は明るく快晴だ。中央高速は連休後半のスタートで、早朝から混んでいる。安曇野ICを出て、いつものすき家で朝食。オリンピック道路も早朝にもかかわらず行楽の車で混んでいる。 栂池スキー場の駐車場は、ゴンドラ駅前の駐車場に満車直前で停めることができた。今回は蓮華温泉ベースだが、自炊にしたためにザックが重い。山本はビール10本、竹中も6本。飲む気満々だ。 ロープ山頂駅から天狗原目指してシール登高。スノーハイクやら先行をビシバシ抜かしていくがとにかく暑い。頭上では一飛び1万4千円のヘリスキーが盛んに飛んでいる。頂上を左へ迂回して振子沢への下降点へ到着。荷が重いので白馬乗鞍を経由するのは止めておく。斜面に飛び込むとザラメの雪面。快調に滑り降りて蓮華温泉に到着。小屋の前にスキー板はほとんどなく、栂池からは我々が最初の客だったようだ。荷を置いてすぐに露天風呂へ向かうと、まだ誰もいない。女性が来たら譲ることにして、上の薬師の湯に入ることにする。湯加減もちょうど良く、朝日連峰を眺めながらビールを飲んでまったり。白馬大池から尾根を経由して滑り降りてくる山スキーヤーの滑りを、あーだこーだ言いながら鑑賞。その内、後続の入浴客も増えてきたので宿へ帰り、夕食、大貧民トランプ大会、就寝。 a0067744_18123786.jpg a0067744_13381627.jpg 《5/4》晴れ 3:30に起床。朝食はお雑煮。食べ終えてすぐに準備し外へ出ると、西の空に朝日岳がバラ色に輝いている。滑り出すとガリガリの雪面。温泉からすぐの所で、竹中が雪の溝にスキーのトップをひっかけて転倒。ポールを折ってしまう。戻って温泉の若い女性従業員に頼むと、お客が忘れたポールを貸してくれた。ありがたい、彼女のおかげで歩き登山にならずに済んだ。女神さま観音様!しかし、20分ほど時間をロス。キャンプ場を過ぎ、兵馬ノ平には降りず斜面をずっとトラバースして行く。雪倉ノ滝が見えてきた尾根の末端辺りから、瀬戸川の渡渉点へと滑り降りる。今年は雪が豊富でスノーブリッジもしっかりしている。雪倉ノ滝の沢を詰め、途中から右へ巻いて滝の上へ出る。そこから斜面が急になる所が何か所かあり、シール登高中の香織さんがずり落ちて立てなくなるハプニング。後続のパーティーに板を揃えてもらって助かるが30分ほどロス。雪が腐ってきたので、途中1か所は板を担いで登る。その後はひたすらシールで登り、ルンゼから尾根へ上がり詰めてようやく山頂へ。一番乗りだと思ったら、4人の登山者がいる。2人は白馬岳から栁又経由で、2人はひょうたん池のベースから北斜面を登ってきたそうな。槍ヶ岳から妙高まで見えるパノラマを堪能して休憩した後は、大斜面を滑走。上部は適度に固く、スキーが滑る滑る。喘ぎながら登る人たちを横目にかっとんで行く。狭いルンゼに入るころから雪が腐って来たが、瀬戸川までそれなりに快適に滑ることができた。帰路もトラバースルートを通るが、とにかく暑い。テルモスの水が足りず、喉が渇く。途中、山本君がサングラスを落としたことに気づいて探しに戻る。今日はいろいろ小トラブルが起きる。ようやく宿に帰りつき、すぐに内風呂に入って汗を流す。湯温が絶妙で、トロトロのお湯に疲れがほぐれる。自炊で作ったトン汁もうまく、食当の香織さんに感謝。この日は疲れから早々に爆睡。 a0067744_18150137.jpg a0067744_18151646.jpg a0067744_18154213.jpg 《5/5》晴れ時々曇り 朝、目覚めると疲れが残っていない。おー、さすが名湯のおかげだ。朝飯を食べ5時には一番で出発。今日も朝日岳が輝いている。6年前の春合宿では、行きのルートを間違えたこともあり、朝日から帰ってきたときはバテバテだった。今日はどうだろう。 昨日の雪倉へのトラバースルートより下のルートを取り、極力登らずに兵馬ノ平へ滑り込む。瀬戸川への下りも林間を抜けて滑り降り、鉄橋を渡る。今年は雪が多く、鉄橋へ降りるのもそれほど苦労しないで済んだ。白高地沢右岸の尾根に取り付きひょうたん池まで来ると、テントが3つ張ってある。白高地沢には石を組んで水汲み場が作ってあり、飲み水の心配がなくなる。鉄橋は渡らずに、沢の右岸斜面をトラバースしながらシールで登る。急斜面の下に急流が流れ、一番緊張した箇所だ。そこを上がると広々とした台地に出る。先行のトレースがない雪原を気持ちよく登っていく。途中、松原君のシールの糊が濡れてはがれてしまい、テープで板に留める。板が滑らずに歩きにくそうだ。台地の突き当り1800m付近で、2本のダケカンバの大木が生えている斜面を、右に五輪山に向けて登高する。台地に上がると、朝日岳から北東に延びる稜線伝いに斜登高し、ひたすら登っていく。山本選手が先頭でグイグイとコースを作っていく。この人そろそろ還暦だがどこまで体力があるんだか。 山頂では西からの雲で剣岳方面が見えなかったが、白馬や雪倉、富山平野が見渡せる。6年前に比べ、それほど疲れずに登れたのは体力がアップしたおかげか?絶妙なコース取りのおかげか? 写真など撮った後、まずは長栂山とのコルへ滑りそこから大斜面を滑走。雪は柔らか目だが、適度に斜度があるのでビュンビュン飛ばし、快適なロングクルージングが楽しめた。途中、白高地沢の日本離れした広々とした景色、青い空を横切る高層雲やそれにかかる虹、まったく人気のないシンとした雰囲気などを休憩しながら味わう。無口の松っちゃんもぼそっと「最高ですね」。山スキーをやっててホントに良かった。 白高地沢の鉄橋まで戻ってくるとテントが3つともない。朝日では誰にも会わなかったので、そのまま撤収して帰ったようだ。沢に降りて水を飲んでみると、最高にうまい。ゆっくり休んでいると上から人がやってくる。雪倉の北面を滑ってきたそうだ。その人たちの話では、我々の滑った後ろをクマが歩いていたそうだ。全然気づかなかった。 瀬戸川の鉄橋を渡り、急坂は板を担いで登り返す。兵馬ノ平から蓮華まで、登り返しがないようトラバースルートを取る。ドンピシャでキャンプ場の下へ到着。さすが山本君。6年前に比べて今日は余裕でした。松っちゃんは板が滑らず相当疲れた様子。内湯で疲れを癒し、充実した気持ちで就寝。 a0067744_18161693.jpg a0067744_18163250.jpg a0067744_18165803.jpg a0067744_18171428.jpg a0067744_18175672.jpg 《5/6》曇りのち雨 予報では昼から雨なのでゆっくり宿を出るつもりだったが、早朝、外で板にシールを張っているともうポツポツと降ってくる。支度をしてカッパを着込み、出発。振子沢に入る頃にはザーザーの雨。その後も、降ったり止んだりを繰り返す。天狗原手前の急斜面では、左斜面のルートを詰めて難なく上へ出ることができた。山本君のクマ勘は相変わらず冴えている。 ヘリスキー用のポートでシールを剥がし、雨の中を滑走。グシャグシャの雪ながらやっぱり滑りは楽しい。ロープウェーの山頂駅で休憩。ストーブに当たりながら自然保護員のおじさんと話に花が咲いた。こんな雨の中でも登ってくる人がいるのにはびっくりした。 スキー場へ滑り込み、中間駅までほぼスキーで辿り着くことができた。途中でフキノトウも採れたし。栂池の湯で汗を流し、グリンデルでがっつり肉を、と思ったらお休み。2番手のガストで肉料理をたっぷり食べ、ビールとワインで栄養補給。帰りは満開の桜を見ながらドライブ。松っちゃん、運転ありがとう。10年越しの夢をかなえ、充実した春合宿となりました。 なお、スキーでの滑走シーンは全て動画なため、ここにアップできないことをお詫びします。
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’17春山合宿A隊(白馬主稜) (日, 07 5月 2017)
今年の春山は、またまた山本さんとリッジクライミングとなった。前穂北尾根や明神東稜、奥穂南陵に続き今年は、いちばん有名な白馬主稜!今まで何度か計画してはいたが中止となっていた。さて今年はどうなるのか? 4月29日は、白馬尻まで行く予定だったけど、午後から雷雨の予報で白馬のロッジでB隊とともにやり過ごす。 4月30日は、ロッジを3時に栗ちゃんに送ってもらい、猿倉3:30着、3:45発。雪崩の影響でチェックがあがあるかと思われたが静かなままの猿倉でした。 暗い中を白馬尻に向かい、着く頃にうっすらと夜が明けてきた。白馬尻には3張程テントがあり、こちらが通り過ぎると前後して出発した模様。 主稜の取付きには、4パーティーが取付くが、自分たちは2番目となる。しばらくは、先行のトレースを利用させて頂いた。しかし30分ほどすると交代してTOPでのラッセルとなる。そんなにはもぐらないが、ボコボコの斜面に15㎝位の新雪が積もってトレースを外しやすくて歩きづらい。しかも傾斜が60~70度くらいある。 しばらくして稜線に出ると素晴らしいナイフリッジが現れた。この素晴らしいナイフリッジが延々と白馬岳の頂上まで続いており、本当に美しい。 写真を撮ろうとしたが、すぐに電池がだめになってしまう。せっかくの絶景なのに残念だ。今度は防水仕様のカメラを買おうと思う。新人がいたらロープを出す所だが、2人なので頂上直下までスムーズについてしまった。 頂上に抜ける雪壁もしっかりとしたトレースがあるので有名な雪庇越えもノーザイルで済んだ。 9時45分猿倉から6時間で白馬岳頂上着。頂上はすごい風でのんびり出来ず。早々に白馬大池に。 11時45分白馬大池着。 まだB隊が到着してなくて、荷物を置いて迎えに行く。 白馬大池では、B隊と合わせて9人のにぎやかなテント泊となり楽しい一夜を過ごす。 5月1日は朝から雪であったが、3時起きで5時には歩き出す。栂池自然園6時30分着だったが、ついてから雨が強くなりロッジ内で休憩が出来ホッとする。 a0067744_23405696.jpg a0067744_23411528.jpg a0067744_23420908.jpg a0067744_23422704.jpg a0067744_23424082.jpg
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2017,3.30 野伏ヶ岳 山スキー (水, 12 4月 2017)
◆山 域 岐阜奥美濃◆日 時 平成29年3月30日(木) ◆参加者 竹中、磯部 ◆行 程  豊田5:00⇒7:15白山中居神社7:30→9:30ダイレクト尾根末端→11:00山頂 →11:30ダイレクト尾根末端→牧場跡→14:00駐車場⇒17:00豊田  退職して平日に暇な竹中と、有休の余っている磯部で平日山行。豊田を出る時は空は曇り。しかし東海北陸道を北上するにつれて晴れてくる。白鳥ICを出てR156、飛騨街道を北上。途中のコンビニで朝食を食べ、行動食を購入する。途中で石徹白に向けて左折。ウィングヒルズ白鳥に向けて登っていくが中々の急坂。スタッドレスをはいているとはいえ、路面に最後まで雪がなくて助かった。  白山中居神社の左を抜けて河原に降りていくと駐車場が見えた。橋を渡りさらに奥に駐車スペースを探したがすぐに除雪がしてない路面に。引き返し河原の駐車スペースに車を停める。2,30台は停められそうだ。支度をして橋を渡り林道を進む。すぐに雪があって板をはく。グネグネした林道をひたすら歩く。途中、トラバースルートのトレースがあり我々もそちらへ。鬱蒼とした杉の植林の中を進む。尾根を左へ回り込むと視界が開けてブナ林になる。一度、窪地へ降りて登り始めるともうダイレクト尾根の末端だ。林道の途中で下山してくる7,8人のパーティーと行き逢ったが、高校生の冬山合宿みたいに見えた。 a0067744_15491497.jpg a0067744_15494895.jpg  尾根の途中で単独を2組抜きながら、ブナ林の中を登っていく。人気の山のようで、平日でも登山者がチラホラいる。空は適度に雲があり暑くなくていい。ブナの林も雰囲気がいい。徐々に傾斜がきつくなるが、斜登高を繰り返しながら登り、森林限界を超えたところで小さな雪庇を突破する。ここが一番傾斜がきつかったようだ。雪庇の先はダラダラと尾根を進むが、この頃からガスが出てきて視界が効かなくなってくる。すぐ右のルンゼをボーダーが単独で滑って行ったが、雪崩は怖くないのかしらん。  しばらく行くと単独行者が休んでいて、どうもここが山頂らしい。風もやや強く、早々に滑降の支度をして出発。視界が効かないのと雪崩が怖いので谷筋は避け、登ってきた尾根を滑る。少し下がると視界も開け、ザラメの雪面に歓声をあげて滑る。しかし、林に入った辺りから腐った雪になり板が曲がらない。尻もちをついて磯部を見ると、彼も尻もち。なんとか牧場跡まで滑り降りてシールを付ける。 a0067744_15502957.jpg a0067744_15504833.jpg a0067744_15510466.jpg  牧場跡は広々としていてブナの大木もあり、すごく雰囲気がいい。スノーハイクで来てもよさそう。山頂で会った単独行の人が先行している。北側のルンゼを滑り、東尾根を回り込んで来たようだ。牧場の端まで行くと、大きなイグルーが残されている。中に入ってみると、天井が塞がっていない。ブロックで天井を塞ぐのは難しいからね。そこから林道に滑り込むと、ほとんどボブスレーコース。途中、雪のつながっていない箇所があったが、ほとんど行きに渡った橋の近くまで滑り降りることができた。帰途、白鳥の美人の湯に立ち寄るが、残念、木曜休みだった。 a0067744_15513577.jpg  雪の状態がイマイチだったが、それなりの滑降が楽しめる山だ。帰ってから記録を見ると、北側の薙刀山や西側の小白山と合わせてスキーを楽しめそうだ。来年は2月くらいに狙ってみるか。  
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香港100Km ウルトラトレイル (日, 12 3月 2017)
a0067744_09014945.jpg a0067744_09000950.jpg 1月に参加した香港100Kmの報告です。 2回目の参加で余裕もあり動画撮影とかアフターツアーも楽しめました。 動画の方はFacebookにアップしたのでそちらでどうぞ。
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